Top/Prologue

施設概要/交通
・交通ワンポイント

●コラム
1.オリスタとは
2.スタンド概要
3.内外野スタンド

4.フィールド

5.問題点
6.主な公式戦
7.人工芝
8.おわりに

●過去のプロ野球
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年



スタジアムの位置

長野市
長野市教委体育課

信濃毎日新聞
信越放送
長野放送
テレビ信州
長野朝日放送

JR東日本 長野支社
しなの鉄道
長野電鉄
川中島バス

日本道路公団
東京管理局西局
国土交通省
関東地方整備局
長野国道事務所

長野マラソン



内野/外野スタンドの主な設備
<内野スタンド・座席>

内野スタンド1階ネット裏は
すべて、ゆったりと腰を下
ろせる椅子席。

内野スタンド三塁側。
一・三塁側と2階はベンチ席
になっている。

シート・ベンチは塗色をラ
イトパープルに統一してあ
り、落ち着いた雰囲気。
内外野とも比較的ゆったり
したシートピッチになって
おり、快適な観戦が楽しめ
る設計には好感が持てる。

車椅子スペース。
車椅子の観客が居ない場
合は立見席として機能す
ることもあるが、もしも
身体の不自由な方が来ら
れたら、必ず席を譲りま
しょう。
尚、介添者用にパイプ椅
子の貸出しもある。

03年10月のファーム選手
権、三塁側には阪神ファ
ンと思しき桧山のパーカ
ーを着た観客氏が。
野球を愛する人々が、分
け隔てなしに集える環境
が、徐々に整いつつある
ことが、何より嬉しい。

 21,000人(ネット裏3,500人、1階一・三塁側・2階計17,500人)を収容する内野スタンド。
 1階ネット裏は椅子席で、同一・三塁側と2階全席はベンチ席になっている。2階をすべてベンチ席にしたのは、稼動回数が少ないからだろう。
 車椅子用スペースは、ネット裏最上段、プレスブース両サイドに2箇所。エレベーターや専用トイレもあり、足が不自由な方でも気軽に観戦を楽しめる環境が整っている。
 1階スタンドは傾斜がなだらかで、階段の昇降もさほど苦にならない。逆に2階スタンドは勾配をやや急にし、座ったままでもフィールド全体が見渡せるよう配慮されている。ネット裏の前列寄りの席の一部を除き、内野スタンドはどの席も前後左右のシートピッチがゆったりとしているので、さほど狭苦しさを感じない。

<内野スタンド・その他の設備>


1階スタンド・ネット裏上段にあるプレスブース。
公式記録員も、ここオリンピックスタジアムでは本部席ではなく、
プレスブースからフィールド全体を見渡して戦況を見守る。


1階スタンド最上段の通路からも
フィールドがきちんと見えるよう、
プレスブースの風防にはアクリル板が用いられている。



プレスブース後方には、通路を挟んで実況ブースが2箇所設けられている。
2箇所とも冷暖房完備で、03年夏に追加設置された。
03年10月のファーム選手権では、うち1つがスカイ・Aのブースとして使用された。
写真は、この日実況を担当した、ABC・枝松順一アナウンサー。
逆光で死角になってしまったが、解説は地元・塩尻市出身の御子柴進氏。

余談。
私はこの日の試合開始1時間前にこの写真を撮ったのだが、
その直前、何故か御子柴氏に物凄く怪訝そうな顔をされた。
さすがに気を悪くされては申し訳ないので、
軽く会釈をした上でシャッターを切ったのだが、
ご覧の通り、見事なまでの逆光で、完全に死角に(号泣)。
御子柴さん、重ね重ね申し訳ございませんでした。



サブスコアボード。
表示内容はSBO(カウント)表示とジャッジ表示のみと、
球場の規模の割には非常に簡素。
簡単なスコア表示があってもいいはずだが。



カプセルのようなフォルムが印象的な、内野スタンドのトイレ。

 スタンドが2階建という利点を活かし、プレスブースは1階スタンド上段に設けられた。2階スタンドを屋根代わりにした、オープン構造になっている。テレビ・ラジオの実況席、新聞・雑誌の記者席がここに集約され、コンセントや電話線なども引かれていて、利便性は良さそう。フィールド全体が見渡せる、絶好のポジショニングだ。放送機材を設置するためのブースも2箇所ある。
 また、03年夏には翌04年のオールスターゲーム開催に対応するため、冷暖房完備の実況ブースが2箇所増設された。

<外野スタンド・芝生席>


外野スタンドは、上・中・下段の通路と、4本の階段で
左右翼それぞれ6ブロックに仕切られている。
スタンドを使用していない時には、
こうして定期的に芝生への散水作業が行われている。
このスタジアムを大切に育ててゆこうとする姿勢が、
手に取るように解る一コマだ。
外野スタンドが雑草畑になったり、枯れた芝を
刈られないまま放置されている新潟の野球場は
きっと、指を咥えて羨ましがっているはずだ。



外野フェンス高は、ラバー2.3m・ネット1.7mの計4m。


下段と中段の最前列は、御影石(?)で土止めがしてあり、
これがそのままベンチとして機能している。
レジャーシート等の敷き物を忘れた場合は、
ここで観戦するのが良いかも。
尚、外野スタンドのトイレは
バックスクリーン裏、中段通路を降りた所にある。


 14,000人を収容する外野スタンドは、全面芝張り。通路は最上段・中段・最前列にあり、階段が4ヶ所に設けられ、観戦スペースが6つのブロックに分けられている。このため、混雑時でも余裕を持った動線で移動できる。内野の1階スタンド同様、傾斜がなだらかで、階段・斜面の昇り降りも楽だ。
 外野スタンドへの出入りは、スタンドとはフェンスで区切られた、スタンド上段の外周通路を使う。

<外野スタンド・その他の設備、スコアボード>


スコアボード。
磁気反転式は、最近は地方球場でも御馴染み。
その左横には、コンクリート打ちのカメラブース。
ただ、これも場所があまりよくないようで、
03年5月のL−Buでは、センターカメラは
その真横に足場を組んで配置された。
また、スコアボードにはスピーカーが設置されており、
アナウンスや出囃子等々、場内全体にきっちり音響効果をもたらす



そのセンターカメラブースを背後から見ると、このようになっている。
こうして見る限りでは特段問題ないように見えるのだが、
下に配置されたカメラとほぼ同じ位置でレンズを構えると、



このようにバックスクリーンが死角を造ってしまい、
右中間のフェンス際が全く見えない状態になっているのが解る。
つまり現状では、ブースの足場が低過ぎるということ。
改善の余地大いにあり、である。


 威容を誇る、横長に配置されたスコアボード。全面磁気反転式(一部信号灯・LED使用)で、表示部は全高6m、全幅は実に52mという大きなサイズ。両サイドと中央上部にはスピーカーが配置され、場内全体に隈なく行き渡る、良好な音響効果を発揮する。
 オーダー表示部はメッセージボード兼用になっている。また、球速表示部も設けられ、プロ公式戦での使用も考えられた表示設計になっている。
 倉敷スポーツ公園野球場(マスカットスタジアム)や、松山中央公園野球場(坊っちゃんスタジアム)などのスコアボードは、将来の大型映像装置の設置も考えられた寸法になっているが、ここには、それを迎え入れるスペースは設けられていない。まあ、目下のところ特に必要ではないようだし、当分はこれで充分だろう(オリンピックで使ったアストロビジョンを残しておいてもよかったんじゃないかとも思いますが、あれはNAOCが借りてたものだし)。
 その左横には、センターカメラブースが設けてある。だが、これは上の写真の通り、位置が余りよくないこともあって、プロ野球公式戦などではその横に足場を設営して対応することがある。



メッセージ表示例。
因みにオリンピックスタジアムは、スタンド内は終日禁煙。
内野・外野ともスタンド通路に喫煙所が設けられている。
それぞれ、試合の行方を覗き見ながら煙草を吸える位置にあり、
さほど気を揉む必要もないので、愛煙家にはありがたい。




夜間はご覧の通り、スコアボードがライトアップされる。
プロ野球公式戦ではこの他、オーダー表示部をフルに利用して
様々な情報を観客に伝えている。
ただ、もったいないのは左側の他試合結果表示部。
プロ野球では、この表示部は使用されない。
イニング間に、ここに「他球場の途中経過・結果」を
表示して頂ければ、ありがたい事この上ない。




プロ公式戦開催を主眼に置いて設計されているため、
打率・本塁打数表示、球速表示もある。
ただ、写真の03年5月・L−Buでは、球速表示に関しては、
目分量で5km前後遅めに出ているような気がしてならなかったのだが、
その後、9月のS−YBの試合中、遂に故障してしまった。
誤作動が続いていたこともあって、市の追加予算にも
装置の更新費が組み込まれていたのだが、
結局、10月のファーム選手権には間に合わせることができず、
球速表示がないまま、試合が行われた。


というわけで速度表示部は、03年オフに設備更新。
念のため、04年6月・L−Hより、
西武・森慎二のストレートをサンプルに。
それにしても「フェルナンデス」の表示、
上手いこと強引に押し込んでます(笑)。


 しかし、見れば見るほど、ここのスコアボードがどこかの球場のそれに酷似しているように思ったのだが、最近雑誌などを整理していてやっと解った。
 表示部の配置はまるで違うが、形状や書式は西武ドームにそっくり。奇しくもこの球場で最初に開催されたプロ野球公式戦は、西武−オリックス。その後も西武主催の公式戦が年間1カード2試合、継続して開催されている。この西武戦開催は、西武の堤義明オーナーが、日本オリンピック委員会(JOC)の名誉会長を務めていることが縁といわれており、試合自体も毎年コンスタントに1試合あたり1万人台中盤の動員を確保している。ただもう少し、動員数が稼げても良いような気もするのだが...。