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施設概要/交通
・交通ワンポイント

●コラム
1.オリスタとは
2.スタンド概要
3.内外野スタンド
4.フィールド

5.問題点
6.主な公式戦
7.人工芝
8.おわりに

●過去のプロ野球
2004年
2003年
2002年
2001年
2000年



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過去に開催されたプロ野球
2004年

●6月6日(日) 西武−福岡ダイエー
13回戦(福岡ダイエー 7勝6敗) 13:01 19,000人
0 1 0 0 0 0 0 6 0 7
1 5 0 0 0 0 0 0 0 6
斉 藤 4勝2敗
三 瀬 2勝1敗12S
3敗1S
HR 井 口 11号(4、森)
 首位攻防第2ラウンド。首位・西武は勿論、連勝を狙いたいし、2.5差と離されたダ
イエーは長野での初勝利をもぎ取って、今季こそは厄を払いたい。
 この日の試合前、ダイエー・井口資仁が、自ら設立に参画した社会福祉団体「愛基
金」を通じて、長野市に車椅子5台を寄付した。井口は今季から盗塁数に応じて車椅子
の寄付を行っているが、これまで福岡市に30台、自身の出身地である西東京市に12台
の車椅子を寄付しているが、縁のある土地以外では初。今後は仙台市、宮崎市などに
も寄付を予定しており「これからも、もっと寄付できるように頑張ります」と、盗塁
数アップを宣言。プロのアスリートには是非とも、様々な形で社会貢献してほしいも
のだ。

 前日とは打って変わって曇天。試合中盤からは小雨も降り出すなど、西武の長野
シリーズとしては例年通りのコンディションとなってしまった。
 先発は、西武・張誌家、ダイエー・斉藤和巳。
西武は初回、フェルナンデスの適時二塁打で先制。直後の2回、ダイエーは一死満塁か
ら井口が押し出しの死球を選び同点に追い付くも、その裏西武も四球2つと犠打、振り
逃げで一死満塁から、赤田の中越え2点適時二塁打、フェルナンデスの右犠飛、更に
貝塚の右前2点適時打で計5点。その後は張、斉藤とも立ち直るが、西武は5点のリード
を得て優位に試合を進める。張は7回途中で降板し、得意の継投策に出た。一方の斉藤
も3回以降は7回まで二塁を許さない、磐石の投球でまとめた。
 勝ちパターンに持ち込んだ西武は、8回から3番手に森慎二を送り込んだ。ところが、
これが2日続けての大誤算。ダイエーは森の立ち上がりを攻め、先頭の松中が右翼線二
塁打、城島四球、柴原二ゴロで一死二、三塁から、ズレータが中前2点適時打。更に高
橋右前打、出口四球で満塁とすると、井口が右越え11号逆転満塁本塁打を放ち、一挙
6点を奪って試合を引っ繰り返した。右翼スタンドに打球が吸い込まれた瞬間、井口は
珍しく拳を突き上げた。一方の森は結局6失点でKO、ダッグアウト最前列のベンチで暫
く呆然自失の表情を見せた。
 息を吹き返したダイエーは、8回から2番手にルーキー守護神・三瀬を投入。2イニン
グとも先頭打者を許しながら後続を許さず、最後は主軸3人を連続三振に斬って取って
みせ、今季12セーブ目をマークした。

 殊勲のグランドスラムを放った井口は、柴原の負傷などで1番を任されて以来、不振
を託っていた。試合前には王監督のアドバイスも受け、両親ら親戚6人を招いての試合で
のマルチヒット。その2本目が逆転の決勝打だ。「高めの球を強く叩くことだけを考えて
いた。打った後は、何とか入ってくれという気持ちで走っていた。低い弾道で外野フラ
イだと思ってましたけど、結果的に入ってよかったです」と喜びの表情を見せた。満塁
本塁打は自身通算7本目だが「僕は本塁打バッターじゃないんで…」と照れながら謙遜
した。勝ち投手が転がり込んできた斉藤も、劇的な逆転勝利に興奮したようで「みんな
が諦めずにやったことが勝ちにつながった」と嬉しそう。因みに井口は試合後「これで
(寄贈する車椅子の)台数が増えますかね?」と、ジョークを交えつつ大盤振舞いも宣言。
 王監督はこれで監督通算999勝。更には3年越しで喫していた長野での連敗を食い止め
たとあって「途中までは信州の神様に見棄てられたと思ったよ」とホッとした表情。井
口の一発を「値千金。逆転満塁だからね。これで気が楽になったよ」と最敬礼。
 一方の西武は、ゲームプランをぶち壊したセットアップの森が槍玉に。ダイエー戦で
は5試合で5回1/3で15失点、防御率換算で16.88という惨憺たる成績。伊東監督は「教訓
になった。勝負は下駄を履くまで解らない、ということ」と溜め息。森についても「慎
二があれだけ簡単に打たれるのは、球に力がないのかな。(中継ぎ陣については)今日の
負けで検討しなきゃいけない」と、二軍降格を決定。これについては森も「頑張ってき
ます。結果ですから」と、力なく報道陣に受け答えるだけだった。


●6月5日(土) 西武−福岡ダイエー
12回戦(6勝6敗) 13:00 19,000人
0 4 0 0 1 0 0 3 0 8
3 1 4 0 0 0 0 0 1x 9
豊 田 2勝0敗7S
山 田 2勝1敗1S
HR 和 田 20号(3、和田)
松 中 18号(1、山崎)
中 島 12号(1、和田)
赤 田 3号(1、和田)
 ダイエーと長野といえば、どうしても触れなければならないのが、2年前の5月18・
19日に行われたこのカード。長野の前のカードは台北でのオリックス2連戦。試合翌
日、蒸し暑い台北から福岡・松本両空港を経由して、実に半日掛かりで移動。翌日の
練習日は小雨で、実に30度近い気温差。結果、初戦は田之上が打ち込まれ、2戦目も
杉内が5失点でKO。打線も2試合で計4点しか奪えず、2試合とも西武がワンサイドで大
勝した。ここから西武は首位を一度も明け渡すことなくリーグ優勝。この2連戦が後
に、2002年のペナントレースの分水嶺になった、とまでいわれている。

 04年シーズン、首位は西武、2位・ダイエーが1.5ゲーム差。長野2連戦はこの年も
首位攻防戦として迎えた。だが、それを前に、両チームには良くない話題が続いた。
 まず西武は、松坂が腰の違和感と疲労回復のため、5月24日に登録を抹消された。
10日間程度の調整で復帰を予定していたものの、腰の状態が思わしくなく、調整期
間を延長。場合によっては長野での登板の可能性もあったが、松坂はこれで、長野
開催の時期の登板回避は3年連続となった。
 一方のダイエーも、エースを一枚失う事態に陥った。1日のロッテ10回戦(福岡ド)
で、先発の杉内が2回7失点と乱調。2回表終了直後、杉内は自らの不甲斐無さに、両
手でダッグアウト内のベンチを激しく殴打した。この行き過ぎた行動の代償は、両
手の第五中指骨(小指の掌の骨)骨折、全治3ヶ月という重傷。シーズン中の復帰も微
妙という長期の戦線離脱を余儀なくされた杉内には、罰金100万円が課された。更に
は翌2日の同11回戦(北九州)では、先発・星野が9失点KOされるなど5−15で惨敗。
チームにとって“杉内ショック”が如何に大きな事だったかが窺い知れる。

 この日の始球式は、モーグルスキー日本代表のエース、上村愛子。「AIKO 1」の
背番号が記された西武のユニフォームに身を包んで登場、投球はワンバウンドなが
ら捕手のミットに収まった。「グラブも持っていて、いつも投げてるから大丈夫と
思ったけど、緊張しちゃいました」と笑顔を見せた。

 先発は西武がルーキーの山崎敏、ダイエーが和田毅の、共に左腕の対戦。しかし
予想とは裏腹に、序盤は壮絶な乱打戦に。
 初回、西武は先頭の佐藤が右前打、赤田犠打、フェルナンデス四球で一死一、二
塁から、和田が左中間へ20号3ランで先制。ダイエーは2回、先頭の松中が18号ソロ、
その後一死一、三塁から吉本の三ゴロを平尾が二塁へ悪送球し1点。更に続く柴原が
右中間を破る2点適時二塁打で計4点を挙げて逆転。しかしその裏、西武は先頭の中
島が左翼へ12号ソロですぐさま同点に。更に3回、先頭の赤田が右中間へ3号ソロ(右
打席では今季初本塁打)で再び逆転。更にフェルナンデス死球、和田四球で無死一、
二塁から、平尾が右翼線へ適時二塁打、中島が右前適時打で計4点を奪い、苦手の和
田を好球必打でKO。和田は2回1/3と、プロ入り後最短イニングでのKOとなった。
 中盤は共に毎回走者を送るも、ダイエーが5回に出口の適時打で1点を返したのみ。
 西武は6回まで山崎が、四死球を出しながらも何とか5点で凌ぎ切ると、7回は小野
寺が三者凡退に抑え、着々と勝ちパターンに。しかし8回、セットアップの森が大誤
算の内容。先頭の出口が三ゴロ失策、代打・笹川が四球で無死一、二塁から、柴原が
右中間へ2点適時二塁打で1点差に。この後、一死二塁として降板すると、4番手・星
野は代わり端、川崎を一ゴロに打ち取るも、フェルナンデスが打球を後逸してしまい
1点。結局ダイエーは一挙3点を挙げ、同点に追い付いた。
 ダイエーは8回から山田、西武も9回には豊田をマウンドに送り込み、互いに必勝態
勢を敷くが、この日の流れを象徴すべく、最後は守備が勝負の分かれ目を決めた。
 9回裏、西武は一死無走者から、和田が右翼線にふらふらと上がる飛球を打ち上げ
た。この回から守備固めに入った辻が追い付いたものの、無理な態勢から打球をグラ
ブの土手に当てて逸らしてしまい、二塁打に。ここで、平尾が中前に弾き返し、和田
が生還。9x−8で西武が鮮やかなサヨナラ勝ちを収めた。

 犯した2失策がいずれも失点に繋がった平尾。最後はミスを帳消しにする決勝打に
も、ヒーローインタビューでは神妙な顔つき。「今日はひとりで野球をしてしまっ
た。2度もミスして、ああいう場面で回ってきたんで…。これで負けていたら(今夜
は)多分寝られなかった。僕が打ったことよりも、勝ててよかった。負けなくてよか
ったです。すいません…」と笑顔はなく、自責の弁ばかりを発する姿に、スタンドか
らは「許すぞ!!」と野次も飛んだ。
 伊東監督は「これだけミスが出たら、普通は勝てない。挽回するチャンスを、神様
が与えてくれたんだろうね。よく打ったよ」と殊勲の平尾を称え、「勝って、つなが
った。明日もこの勢いで勝ちたいね」と、連勝を誓った。
 一方の王監督は和田の不調に、追い付きながらも最後は守乱からの敗戦とあって
「あそこまで行けば勝負。最後は気持ちの強い方が勝つ。こっちも向こうのミスで追
い付いたけど、それにしても情けないな。プロじゃないよ」と、シーズン6度目とな
るサヨナラ敗戦に悔しさを顕にした。KOの和田は「全部が悪かった。相手どうこうよ
り、自分自身で修正できなかった」と反省。サヨナラの走者を許した辻も「風じゃな
い。自分のミス。グラブに当たったんですけど…」と申し訳なさそう。これで両チー
ムのゲーム差は2.5に広がった。