Home>> 写真館/インデックス>>


フルサイズの画像もお楽しみ下さい。画像をクリックすると表示されます。

Ver.1.5
09/22/2004

サン・スポーツランド畑野野球場
サン・スポーツランド・はたのやきゅうじょう
The Baseball Stadium at Sun Sports Land Hatano


佐渡島内では随一の設備を誇る、サン・スポーツランド畑野野球場。
しかしながら、公式戦で使用することを鑑みれば、設備的には余りにも不備な点が多い。
島内の競技力の底上げを図りたいのであれば、早急な対策が肝要だ。
北信越高校野球・県大会新潟地区予選、04/27/2003






<撮影日時>
●2003年4月27日
 第108回北信越高校野球・県大会、新潟地区予選
〒952-0202 佐渡市栗野江1810-1
・19--年-月完成
・グラウンド面積:12,954平方m
・両翼:95m
 中堅:120m
・内野:クレー舗装、外野:天然芝
・照明:B=***Lx、IF=***Lx、OF=***Lx
・5,000人収容


●交通
・両津港フェリーターミナルより
 新潟交通佐渡バス「(南線)新穂・畑野・新町経
 由佐和田」行で「仙道」下車後徒歩3分
・両津港フェリーターミナルよりタクシー約20分

●球場の位置
 

佐渡市

 佐渡市畑野地区は佐渡島内のほぼ中央部、国仲平
野から、小佐渡山地を越えて越佐海峡に面する町。
島内でも特に自然に恵まれた地区である。

 この畑野には、島内で最も設備が整った野球場が
ある。県と旧畑野町、旧雇用促進事業団が市街地に
程近いところに設置した、サン・スポーツランド畑
野内にある野球場がそれだ。構内にはこの他、4面
のテニスコートと、日帰り温泉施設「はたの温泉・
松泉閣」がある。
 通常は、島内に2つある社会人のクラブチームや
高校の練習、草野球等に使われているが、概ね4年
に一度のペースで、高校野球の公式戦(春季県大会
新潟地区予選)が、2日間・4〜6カード、ここで開催
される。

 アマチュアの公式戦で使用されるとなると、この
野球場はそれ相応の、必要最低限の設備を備えてい
るのか、というと、残念ながらお世辞にも「その通
りです」とは言えない。


<車でお越しの場合>
・両津港フェリーターミナルからは、新穂・畑野
 方面に向かう。県道65号(両津・真野・赤泊線)
 を、加茂湖を右手に見ながら西進。日吉神社前
 の交差点を左折し、畑野方面へ向かう。佐渡総
 合高の前を過ぎ、仙道バス停の角を左折し、丘
 を登ったところがサン・スポーツランド。
 両津港からの所要時間は約20分程度。

 とりあえずは、大まかな設備概要から。

 メインスタンドはごく小ぶりなもの。
7段のFRP製ベンチ席が設置されている。バックネッ
トの支持方式も、比較的簡単なスタイルだ。

 一、三塁側の内野スタンドと外野スタンドは全面
芝生席。これも中小規模の野球場では数多く見られ
るスタイルだ。
 尚、照明設備も設けられている。

 ダッグアウトも、ごく簡素なもの。
これも、この規模の野球場ではよくあるスタイル。


一塁側・もぎり席

三塁側・もぎり席
 一、三塁側が土盛りスタンドゆえ、公式戦を行う際には入場券の「もぎり役」の配置に工夫が要る。
一塁側の道路は外野を外周するだけなため、バリアを張るような形でもぎり席を設ける。三塁側は構内
の車道に面しているため、観客の立ち見・立ち止まり等による通行障害を防止するためにポストコーン
を張り巡らせて、スタンド入口にもぎり席を設置する。尚、メインスタンドのもぎり席は県内の各球場
同様、スタンド階段前に配置される。また、外野スタンドは通常時は入場禁止となる(多客時には開放
される)。

 小さい球場で、しかも構内には練習用の施設が
ないため、アップなどはスタンドのすぐ傍で行わ
れる。フィールドから目を転じ、背後を見れば、
次試合に備えてラダートレーニングを行っている
チームの様子なんかも見れたりする。

 フィールドもごく一般的なもの。
内野がクレー舗装、外野が高麗芝。99年には暗渠の
改修を行い、内野部分には鹿児島産の土を配合する
など、本格的な野球場に近付きつつある。
 尚、ブルペンは一、三塁側ともマウンド1つのみ
となっている。

 ここまではともかくとして、問題点である。

 この球場、バックスクリーンがない。中堅には
パネル式のスコアボードがあるのみ。それも、オ
ーダー表示のない、簡素なものだ。
 スコアボードの前には、取って付けたように植
生が施されているが、正直なところ、バックスク
リーンとしての役目を全く果たしていない。
 ただでさえ単色部の面積が小さく、しかもスコ
アボードの位置が低いため、投球が非常に見辛く
なっている。
 公式戦を開催する競技施設としては、余りにも
お粗末なものだ。

 それだけではない。
 両翼のポールは無塗装で、グレーのまま。
仮にポールを巻く打球が飛んだ場合、確実にジャッ
ジを下すことができるのだろうか。
 ポールの彩色は、通常は黄色が用いられる。打球
を確実に見分けるためだ。

 もう一回、スコアボードを見る。
 今度は外野スタンド全体も含めて。

 如何に小さいかがお解り頂けるはずだ。

 そもそも、このサン・スポーツランド畑野野球場
が4年に一度、高校野球の公式戦に使用されるのに
は、大きな理由が2つある。
 ひとつは、佐渡島内各校の移動負担の軽減。もう
ひとつは新潟の小針野球場の老朽化。しかも小針は
住宅地にあり、駐車場や騒音等の問題があるため、
使用回数を調整する必要に迫られているという背景
がある。それはそれで、理由は解るのだ。
 前者は普段、本土に渡って泊り込んでゲームに臨
まねばならない島内各校の立場に立てば、公平性か
らして無論のことだし、また、特に後者については
小針を取り巻く事情を知って久しいので、勿論重々
承知している。

 だが、それにしても、畑野が使用されるのは4年
に一度、春季県大会の地区予選2日間だけに過ぎな
い。4年間でたったの2日間だけなのだ。しかも、
4年スパンということは、島内の球児の中には、入
学年度によっては、在学中に島内で公式戦を経験
することができない、というケースも生じてしま
う(場合によっては天候や組み合わせによりけりで
佐渡開催年にもかかわらず、新潟でのゲームしか
経験できないケースもある)。この辺の不可解・不
公平なところに、競技団体サイドの不透明な部分の
影を感じてしまうのだ。

 残念ながら佐渡島民は、ナマの野球に触れる機
会が少ない。高校の公式戦とて、島内の野球ファン
にはそれができる、僅かなチャンスだ。
 佐渡での高校公式戦は、長くとも3年スパンが理
想。できるだけ、島内各校の全選手が在学中に一度
は、それを経験できるようにすべきだ。
 そのためには、この野球場をそれ相応の設備に
改める必要があるのではないか。島内の球場では、
これ以上の設備を持っているところはないし、しか
もいずれも狭隘な土地に建っているため、改修・改
築などは到底不可能だ。
 それだけに、畑野の責任は島内・県内の球界にと
って、より重要なものになるだろう。

恒例・おまけ。

 両津から新穂を経て畑野に向かう、県道65号線
(両津・真野・赤泊線、通称:南線)沿いにある畳
店の店先に、こんな看板が。

「トキは射たないで下さい
 巨人の松井は打って下さい」

 はぁ、そうですか…(絶句)。

 更に、側壁にもこんな看板が。

「巨人軍のシャツは売りません
 トキの絵入り畳縁は売ります」

 いえ、別に売って下さらなくとも、通販とか、
東京ドームとかで買えますんで…。でも畳縁はち
ょっとだけ興味あるかも(笑)。

 さりげなく誤植が。
「記念Tシャツがウンドーに飾ってあるよ!」

 …まあ、あんまり深くツッコまないようにして
おいてあげましょう(笑)。


(C)1998-2003,niigata-boro.net
無断転載はお断りします。



>> 写真館/インデックス>> Home