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Ver.2
01/18/2004

新発田市五十公野公園野球場
しばたし・いじみのこうえんやきゅうじょう
The Baseball Stadium at Ijimino Park, Shibata City


五十公野球場は、県北部の中心的な存在の野球場。
高校野球公式戦では、鳥屋野、悠久山に次ぐ位置付けにある。
周辺はスポーツ・レジャーのメッカ。週末は多くの人で賑わう。
09/28/2003、北信越高校野球新潟県大会
三位決定戦:新潟明訓−柏崎常盤





<撮影日時>
●北信越高校野球新潟県大会
 09/28/2003
〒957-0021 新発田市五十公野4636
・1992年4月完成、2001年7月改修
・両翼:98m
 中堅:122m
・11,000人収容
・照明:B=***Lx、IF=***Lx、OF=***Lx

●交通
・JR新発田駅より、新潟交通北バス
 「赤谷・東赤谷」行「新谷」行などで
 「五十公野」下車、徒歩10分
・JR新発田駅よりタクシー10分
*駐車場あり

●球場の位置
 

新発田市

 かつての城下町・新発田市は、県北の行政・経
済・文化の中心地。近年は新潟都市圏のベッドタ
ウン的機能も果たしている。03年7月には隣接する
豊浦町を吸収合併して、人口は約9万2千人となり
県内第4の都市となった。

 新発田と野球の関係を問う上では、かつて市中
心部、陸上自衛隊新発田駐屯地前にあった、新発
田市営球場の存在が欠かせない。1950年から主に
高校野球などで使われ、プロ野球公式戦も巨人−
阪神戦など、通算で4試合の開催実績もあった。
春になると外野スタンドで桜が咲き乱れる許で野
球を楽しめるという、県内でも風光明媚な球場と
して知られていたが、スタンドの老朽化や設備の
陳腐化などに伴い、91年を最後に退役。代わって
市郊外の五十公野公園に建設されたのが、この五
十公野球場である。キャパシティこそ小さいが、
イースタン公式戦が開催された事もあり(97年、
G−YB。市制50周年記念)、県北部の中心的存在
の球場として機能している。
 公園内には野球場の他、陸上競技場(グリーン
スタジアムしばた)、体育館(サン・ビレッジしば
た)、テニスコート、多目的グラウンドなどのス
ポーツ施設の他、アスレチック、釣りのできる溜
め池(升潟)、新発田の初夏の風物でもある、あや
め園などレジャー向けの施設もあり、春〜秋の週
末は多くの人で賑わっている。


<車でお越しの場合>
・新潟方面及び日東道・聖籠新発田ICからは、国道
 7号・新新バイパスを東進し、終点・新発田ICを
 左折、村上方面へ向かう。R7をひたすら道なりに
 進み、島潟跨線橋を越えて最初の信号(高浜入口
 交差点。旧雪印新潟工場、新発田ドームバッティ
 ングセンター角)を右折、五十公野方面へ進む。
 信号を1つ過ぎ、暫く進むと左手に五十公野公園
 がある。
 野球場に近い駐車場は、一番南側の入口(スポー
 ツゾーン入口)だが、週末や試合開催時は公園利
 用者の駐車車両が特に多く混雑するので、係員
 等の誘導に従うこと。

 スタンドは内外野合計11,000人収容。

 FRPベンチを備えるネット裏のメインスタンド、
土盛りでコンクリートベンチの一・三塁側スタン
ド、全面芝生の外野スタンドから成る。
 尚、一・三塁側はコンクリートに直に座る形と
なるため、夏場は照り返しで非常に熱くなる。座
布団・レジャーシートの類を用意したい。

 照度は少ないものの照明設備あり。
照明塔6基を備える。

 全面芝生張りの外野スタンド。
 開放機会はほぼゼロ。ここ数年の稼動機会は、
先に挙げたイースタン公式戦くらいで、高校野球
では滅多なことがない限りは、使われることはな
い。
 左中間部分に、遮光用のネットが張られている
が、この理由云々については後程。

 フィールドは両翼98m、中堅122mのアマ規格。
 内野はクレー舗装、外野は高麗芝。

 01年、書き入れ時の初夏の1ヶ月間を費やし、
設備改修を行った際、両翼・中堅の距離表示が書
き直されたのだが、それまで両翼は「97.6m」と
実寸で表示されていたのが、四捨五入で「98m」
となった。

 その設備改修の際、スコアボードも改造工事を
受けた。イニングスコアの表示部のみだが、デジ
タル時計などで見られる、7セグメント式の磁気
反転式となっている。ただ本格的なものではなく
表示されるのはチーム名とイニング得点、合計得
点の表示のみで、安打・失策数の表示はない。
スコアボード全体の表示内容は改修前と全く同じ
だが、視認性は向上している。
 尚、その他の表示部は再塗装のみで、オーダー
表示、審判名表示、前試合結果はパネル式。

 ただ思うに、表示が著しく小さく見え難い、前
試合表示は、この際必要ないように思う。また、
守備位置表示のパネルは、元々は1〜9の番号表示
だったのが、いつの間にか煩雑な漢字表示に変わ
ってしまった。確かに、イニングスコアの表示は
鮮やかになったが、これらの事項はないがしろに
され、かえって視認性を落としていはしないか。

 バックスクリーン裏にはトイレがあるが、当然
の如く、ここ数年間の稼動機会はほぼゼロである。

 ブルペンは両サイドにマウンド2つずつ。
スタンド目線ゆえ、より近く感じられる。
高校の公式戦では試合前の練習が始まる前に、友
人・知人と談笑するバッテリーもいる。

 ダッグアウト。
 1万人規模の球場にしては小ぶり。

 閑話休題。

 先の遮光ネットについて。

 このネットは、左翼場外の高台にあるテニスコ
ートの照明の防眩のために付けられている(とい
う名目)だが、実はもうひとつ理由がある。
 そのテニスコートと多目的グラウンドの利用者
用駐車場の斜面から、フィールドが丸見えになる
のだ。そのため、タダ観防止にネットを張ってい
るということが本当の理由(真相?)らしい。

 因みに、多目的グラウンドの端から野球場を見
ると、こんな感じです。

 ここ五十公野にも、悠久山くらいの大らかさが
あってもいいような気がするのは、私だけでしょ
うか?

 参考までにこの多目的グラウンド、Jリーグの
アルビレックス新潟が03年までの間、練習用グラ
ウンドとしてよく使用していた。J2で上位争いを
繰り広げ、観客動員数がリーグ記録をマークした
ことは全国メディアでも大きく報じられたが、実
際のところはというと、練習場や合宿所などとい
った自前の施設が乏しく、肝腎のインフラ面の整
備は立ち遅れたまま。歴代監督の永井さんも、反
町さんも、よくぞ我慢できたものだ。

 肝腎のグラウンドだが、芝のメンテナンスもす
こぶるよく、シーズン中は安定したコンディショ
ンを保っている。


<参考>
※永井良和氏は98〜00年、アルビレックスの監督を務め
 た。永井氏は00年オフ限りで退団したのだが、氏と球
 団が確執関係に陥る一因となった一件がある。
 00年、当時のホームグラウンドは新潟市陸上競技場。
 4月29日に行われる、山形県総合運動公園陸上競技場
 でのモンテディオ戦に臨む前日練習をするため、永井
 氏が競技場の利用申請を取るよう球団幹部に申し出た
 ところ、その28日は何とJ1・V川崎(現東京V)−磐田戦
 の開催準備日で、競技場を使用できない、という。
 地元チームがホームを優先的に使えない上、しかもそ
 こでJ1のゲームが開催される、という理不尽な事態に
 永井氏は「何を考えているのか...。どこのホームだ
 と思ってるんだ」と激しい不快感を顕にした。
 この一件の反省もあってか、01〜03年、新潟ではJ1の
 公式戦が開催されることはなかった。

 もうひとつ、不可解な設備がこれ。

 外周道路のスコアボード裏手・右翼側に、フェ
ンスが設置されている。車両の通行を禁止するた
めの措置のようだが、

人が通れねぇーっつーの!!!!!(怒)

 野球場横の駐車場から徒歩で多目的グラウンド
やテニスコートへ上がるには、この道路が最も近
道。その往来を遮断してしまうというのが、どう
にも理解できない。もっとも、左翼側に車道があ
るのだが、いずれにせよ、このフェンスがあるせ
いで、スポーツゾーン内を徒歩で自由に往来する
ことはできない。
 車の通行を禁止したいのなら、車止めや鋲など
で充分。こんな厳重なフェンスなど必要ない。
 ほんの100m足らずの道。街灯やベンチを設置し
遊歩道としてきちんと整備してしまえば、何のこ
とはないのだが、そういう発想はなかったのだろ
うか。改善を強く望む。


<参考>
※五十公野公園には、テニスコートが2箇所ある。球場前
 の駐車場隣にある6面のコートと、上記の多目的グラウ
 ンドに隣接する6面のコートがある(いずれも照明設備
 あり)。どちらも市及び市の外郭団体が管理しているの
 だが、球場前の方は市が整備したもの。そして多目的
 グラウンドと、それに隣接するテニスコートの2施設は
 旧名を「五十公野サン・スポーツランド」といい、市
 と旧雇用促進事業団(現雇用・能力開発機構)が整備し
 たものだ。

 県北の中心である新発田は、永らくアマチュア
球界にとっても要衝となっているが、新潟のアマ
球界には随分前から、新潟の球場(旧白山、鳥屋
野、小針)が使えなくなったらその代替として新
発田の球場(旧市営、五十公野)を使用する、とい
う慣習があるようだ。
 64年6月の新潟地震で、新潟市の2つの市営球場
が被災し、長期間に亘って使用できなくなった。
このため、高校の夏の県大会は旧新発田市営球場
をメイン会場とする措置が執られた。
 また、01年には鳥屋野が(付け焼刃の)改修工事
を行っている間、社会人野球の公式戦はこの五十
公野と水原町営野球場を使用して行われた。
 新潟市に近く、比較的設備が整った球場を持っ
ていることが、そういった慣習に繋がっているの
だろう。

 無論、この五十公野はこれからもずっと、県内
球界の要衝であり続けるだろうし、そうあってほ
しいと思う。しかしその陰で県内アマ球界は、県
下で最も設備の整っている三条市民球場を“飼い
殺し”にしてしまっているという現実がある。理
由は(言い訳がましく後付けすれば)いろいろとあ
るようだが、どうも理解できない。県内球界は、
本当に真剣に「競技力強化」「競技底辺の拡大」
を目指しているのかも正直疑わしいが、その辺の
不透明さを、昨今非常に強く感じている。
 理不尽な逃げ口上は、もう金輪際聞きたくない。

 因みにですが、お隣さん拝見。

 球場に隣接する、五十公野公園陸上競技場(グリ
ーンスタジアムしばた)。公園内で最初に整備され
たスポーツ施設だが、スタンド、フィールドの老朽
化(フィールドの芝は剥がれ、サンドトラックとは
名ばかりの、水捌けの悪い土のトラックだった)、
更には02年W杯のキャンプ地立候補を目指して大改
築を受け、02年にリニューアルした。
 メインスタンドはかつての新発田城をイメージし
てデザインされており、物見櫓風の審判台が印象的
だ。六角形の照明塔は市章「五階菱」がモチーフ。
ライトブルーの全天候型カラートラックが印象的。
 残念ながら、新発田地域をW杯のキャンプ地とし
て使用する代表は現れなかったが、アルビレックス
新潟のサテライトのホームゲームが行われる他、県
内の主要な陸上競技の大会も、いくつかここで行わ
れている。
 後方の丸屋根は、アリーナ施設のサン・ビレッジ
しばた。年中ほぼ無休で、夜9時30分まで開館して
いる。


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