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新潟市小針野球場


にいがたし・こばりやきゅうじょう



フルサイズの画像もお楽しみ下さい。画像をクリックすると表示されます。
〒950-2022 新潟市小針1-5-1
・1970年7月完成
・グラウンド面積:11,752平方m
・両翼:90m
 中堅:120m
・4,550人収容

●交通
・JR青山駅より徒歩15分
・JR新潟駅万代口より
 「大堀経由内野営業所」「大堀経由明田」
 「信濃町経由西部営業所」「浜浦町経由西
  部営業所」行、
 または万代シテイバスセンターより
 「大堀経由流通センター・西警察署前」行
 で、いずれも「小針二丁目」下車、徒歩2分

●球場の位置
 

新潟市
 新潟市内には、鳥屋野の他、もうひとつ野球
場がある。それがこの小針球場である。
小さいながら、スタンドもある。主に高校野球
などで使われている。

 元々は、市の中心部にあった白山球場が64年
の新潟地震で被災し、後に震災記念館(当時の
仮称、現新潟県民会館)の建設地に充てられた
ために、その代替としてこの球場が造られた、
といういわれがある。
 開場当時、周辺には田畑が広がっていたらし
いが、その後急速に宅地化が進み、四方を家並
みに囲まれて肩を窄めて所在無さげにしている。
しかも、老朽化も激しく、硬式野球でも使われ
る為、騒音や打球の入り込みなどの“公害”を
理由に周辺住民からも煙たがられ、「取り壊し
て公園にして欲しい」などといった声もあった
らしいが、移転して新球場をつくる予定もなく、
対策といっても球場周辺に防球ネットを張るの
がせいぜい。硬式で使うといっても高校野球が
ほとんどで、打球が敷地の外へ出て行く事は稀。
よって、現在もそのまま使用されている。
 小針球場は、4,500人収容。
スタンドは内野スタンドのみで、鉄筋造りの
メインスタンドと土盛りの芝生スタンドで構
成されている。
高校野球開催時でも、使われるのは専らメイ
ンスタンドで、芝生スタンドはほとんど使わ
れる事がなく、試合中にファウルボールが空
しく打ち込まれ、1年生選手が球拾いに入る
ときにだけ、その存在を思い出させるだけで
ある。

 外野スタンドはなく、外野部のフィールド
はフェンスだけで囲われている。が、それで
もラバーが貼ってあるのは評価できる。
 両翼は90m、中堅120m。無論、宅地が迫っ
ているので拡張はできないだろう。また、そ
の必要も今のところ全くない。
 勿論、スコアボードは昔ながらのパネル式。
そしてご覧の通り、打順表示は守備位置番号の
みで表示されている。打順ランプもないので、
初心者は打順を理解するのに苦労するかもしれ
ない。まあ高校野球なら、背番号と守備位置が
一致している事が多いので、まあ苦にはならな
いだろうが、守備に大幅な変動があった時はか
なり苦しかろう。

 しかし、打順が番号のみというのは、まるで
戦前の野球場のようである。かつて神宮球場が、
こんな感じのスコアボードだったらしいが。
 バックネットは申し訳程度のものがボロボ
ロのままでぶら下がっているだけである。
 ナイター設備の設置も、日照権や騒音の絡
みで不可能だろう。無論、トイレも汲取式だ。

 また、この球場にはブルペンがない。とい
うか、正確に言うとマウンドをちゃんと盛っ
てある場所が、つまりブルペンそのものが存
在しないのである。よって、投球練習はダッ
グアウトの横で行うことになる。マウンドが
ないので全力での投球は無理だ。無論、控え
投手のウォームアップはおざなりになる。
 メインスタンドだが、鳥屋野の内野土盛りス
タンドと同じくコンクリートの椅子である。た
だ、こちらは鉄筋造りなので、幾分かはまだ小
綺麗に見えなくもない。
また、椅子が破損した数箇所については、左の
写真、下から2段目手前のように、プラスチッ
クベンチが取り付けられている。ただいずれに
せよ、座席が固いことには変わりない。座布団
かエアクッションを御忘れなく。

 因みに、この取り替えられたプラスチックベ
ンチ、新潟市陸上競技場で使われているものと
同型品である。
 もはや、この球場に与えられた使命は
「高校野球の試合消化を早めること」だけ
なのだろうか。
だったら、ここよりも設備が優れている球場
は下越地区にいくらでもあるではないか。
新津市営金屋球場、五泉市営球場、巻町営
城山球場…。そこそこの設備を持ちながら、
遊んでいる施設の何と多い事か。そういった
施設をもっと有効に活用するべきだと思うの
だが。

 また新潟市も鳥屋野・小針の取壊し・移転
新築について、もっと真剣に考えるべきだと
思う。このままでは、新潟県全体の野球場の
整備がますます遅れていくだろう。ましてや、
どちらも目を覆わんばかりに老朽化が進んで
いるのだ。「いずれ県営球場ができるから」
とないがしろにしてはいけない。ふつう、県
庁所在地には市営の球場がきちんと整備され
ているのだ。本当に真剣になってほしい。
おまけ。

外野フェンスの向こう側は???

 ご覧の通り、フェンスの外側は何もない。
右翼側は空き地、そして左翼側はテニスコート
があるのだが、コートとは名ばかりで、錆び付
いたネットポールが突っ立ち、雑草が生い茂り
放題になっている。

 しかし、そんな左翼側に最近異変が生じてい
る。上の写真の中央をよく見て欲しい。
「ペタンク」とある。まあ、ペタンク自体はそ
れほど珍しいとも感じないのだが、それが古び
た球場とフェンスを隔てたこぢんまりした空間
で行われている、という事実に、どうもこの上
ない異次元を感じてしまうのだ。
 川崎球場の隣りの市営富士見球場にも、こう
いうえもいわれぬ異次元感を憶える。




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