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Ver.3.1
12/07/2003

新津市営野球場
にいつしえいやきゅうじょう/Niitsu Baseball Stadium


県下の野球場では古参の部類に入る、新津市営野球場。
世代的には鳥屋野と全く同じではあるものの、
市街地にあり、照明も設置されているという利を活かし、
今も尚、草球場として機能し続けている。
2002年秋にはCM撮影に使用されたことで、再び脚光を浴びることに。
05/22/2003





<撮影日時>
●05/22/2003
 一般利用、照明点灯時
●その他、1998年9〜10月にかけて撮影
〒956-0033 新津市新栄町4-35
・1963年8月完成、1989年8月照明設置
・グラウンド面積:12,500平方m
・両翼:96m
 中堅:120m
・内野:クレー舗装、外野:天然芝
・照明:B=***Lx、IF=***Lx、OF=***Lx
・1,500人収容


●交通
・JR新津駅西口より徒歩15分

●球場の位置
 

新津市
※「テレホンガイドにいつ」(0250-23-4000)で
 利用案内が聴けます(コード805)

 新津市は、新潟市の南隣の町。古くから「鉄道の
町」として栄え、JR新津駅裏手にはディーゼルカー
の基地が置かれ、駅の南西にはJR東日本新津工場が
ある。首都圏を走る横須賀・総武快速線や、中央・
総武緩行線、常磐快速線、更には私鉄の相鉄線など
の電車の一部は、ここで造られている。
 また「石油の町」としても有名で、市内の丘陵部
には油田や精油所が点在している。最近では「花の
町」としても有名で、さつきの栽培でも県内に知ら
れ、県立植物園など、花に関する施設が多い。
無論、新潟市に近い地の利から、古くからベッドタ
ウンとしても機能し続けている。

 市内に野球場は3ヶ所ある。
ここで紹介する新津市営野球場の他、金屋野球場
そしてグラウンドのみの東部野球場がある。


<車でお越しの場合>
・新潟市内からR49亀田バイパス、茅野山ICから
 R403新津バイパスに入り、古田(こだ)交差点
 を新津市街方面へ左折、R460に入る。山谷交
 差点(ENEOS、大光銀行角)を右折し、道なりに
 進む。新津市役所角を左折し、クランクを抜
 けたところが市営球場。
 但し、周辺は住宅地で駐車スペースは皆無。
 隣の新津第一中の正門前(JR新津工場側)に、
 野球場と兼用の駐車場があるが、場合によっ
 ては路上駐車も覚悟する必要あり。

 市営球場は、JR新津駅西口から線路沿いの市道を
南へ進み、JR新津工場に沿って15分ほど歩いたとこ
ろにある。車なら、国道403号・新津バイパスの古田
交差点から3分程。地理的にはすこぶる便利なところ
にある。

 しかし残念ながら、その設備は御粗末。
 完成が1963年というから、鳥屋野球場と同時期。
国体でも使用されている。筺体自体は鳥屋野よりも
コンパクトな造りになっているが、老朽化の度合い
は鳥屋野のそれを上回っているといっても過言では
ない。
 20年程前までは、ここでも高校野球など、アマチ
ュアの公式戦が数多く開催されていたが、その後、
下越各地(神林、五泉など)に野球場が相次いで整備
されたこともあって、既に現在は隠居の身。主な用
途も草野球や練習などが中心である。

 スタンドは内野スタンドのみ。計1,500人収容。
椅子はなく、コンクリートの段床のみである。表面
はもうすっかり風化している。勿論、来場時には座
布団等を御忘れなく。
 この両サイドに小じんまりした芝生席がある。

 ナイター設備も設置されている。
新津市は新潟市に次いで「早起き野球」(註:早起
き草野球)の盛んなところで、メイン会場はこの球場
となっているが、ナイター利用も多い。

 グラウンドは両翼96m、中堅120m。昭和30年代に造
られた球場にしては広い部類になる。
 内野:クレー舗装、外野:天然芝というオーソド
ックスなフィールドだがここも御多分に漏れず、内
野部分は砂が多い。他の球場と比べても、その白さ
は異常過ぎると言っても過言ではない。

 後方は市立第一中学校のグラウンド。外野フェン
スの向こうは、そのまま中学校のグラウンドになっ
ている。その向こうにはJR信越線が走っている。

 ここもラバーフェンスなし。対策が欲しい。


一塁側

三塁側
 しかしこの球場、意外にもブルペンはきちんとした形で設けられている。
 内野スタンドの両サイドに、きちんとマウンドが2つずつ設けられている。現在は風化してしまって、
マウンドは真っ平らになり、プレートも寂しそうに地面に貼り付いているだけだが、この設計は、当時
地方球場としては、かなり画期的なものだったといえるだろう。

 スコアボード。
配列などは、鳥屋野球場と類似しているが、審判表
示部がやや大きめなことと、オーダー表示のところ
にチーム名が表示できること、攻撃ランプが設けら
れているところは、鳥屋野よりも機能的には上。
但しオーダー表示は各9人で、DH制には対応してい
ない。

 バックスクリーン部は既に風化が進み、全体的に
白く斑になってしまっている。

 トイレはスタンドに2ヶ所。しかし、現在は1ヶ所
だけが使用されている。
 そのトイレだが、内部は男女兼用になっている。
入るといきなり男子便所。小便器が並んでいるのを
横眼に、女性陣はそそくさと狭い女子便所に行かね
ばならない。
 それが証拠に、男女間のパーティションは、写真
のような簡素なものだけでしかない。
 女性受難のトイレ。球場に来る前に、用は済ませ
ておくことをお勧めする。

 そのトイレなどがある部分の上部は、壁が木板張
りになっている。

 コンクリート面は風化して遊離石灰による白っぽ
いシミが浮き出てきている。

 鳥屋野球場のスタンドの所々に、コンクリートが
風化して鉄筋が出てきている部分があるが、ここ新
津も例外ではない。
 遊離石灰が白っぽく浮き出し、一部は鍾乳化して
いる。そして黄矢印部。鉄筋が見える。
コンクリートの劣化の著しさを示す一端である。

 この球場はもう既に老朽化が進んでいる。
故にこれ以上を求めるのは事実上不可能である。
 その代替的な位置付けとして金屋に球場ができた
わけで、これからはそちらが市内のメイン球場とな
っていくのであろう。
 しかし、交通の便はよく、広さもある。照明も付
いている。いつか役目を終えるまで、大切に使いた
い球場である。

 おまけ。

 2002〜03年の冬季間に放映された、キリンビバレ
ッジのCM「冬の温キリン」チームメイト編は、ここ
新津市営野球場で同年10月上旬、午前4時頃から撮
影された。
 タレントの優香と、地元の男性5名(うち、学校の
先生が何人かおられたとか)がこのメインスタンド
で、チューリップの「青春の影」を歌うというもの
で、最後は優香が三塁側のフィールドを歩くシーン
で締め括られていた。

 撮影は早朝だったが、設定のシチュエーションは
薄暮だったらしい。県下では少数派の北向きの球場
という立地を活かして、映像も上手くエフェクトさ
れており、まあ何ともほのぼのとしたCMだった。
 制作側の意図は「ひなびた感じのスタンドがある
ところ」ということで、この新津市営が撮影地に選
ばれたらしいのだが、果たして、これって喜ぶべき
事なんでしょうか(笑)。

 スタンド通路4箇所には左のような表記が。

 「避難口」

…でも、スタンド壊れそうですやん。地震か何か起
こったら、逃げられまんのかいな(笑)。


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