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山北町営野球場

さんぽくちょうえいやきゅうじょう

(山北町総合運動公園)


フルサイズの画像もお楽しみ下さい。画像をクリックすると表示されます。

〒959-3907 岩船郡山北町府屋491-7
・1980年3月完成
・グラウンド面積:12,518平方m
・両翼:91.5m、中堅:120m
・3,000人収容

●交通
・JR府屋駅より徒歩10分
・JRあつみ温泉駅よりあつみ交通バス
 「府屋」行で終点「山北町役場前」下車
 徒歩5分

●球場の位置
 

山北町
 山北町は、新潟県最北の町。すぐ北隣は、
山形県温海町である。
 村上市から、町の中心部・府屋まで、羽越
線の特急で30分、車なら国道7号線を経由す
る山側ルートで40分ほど、国道345号線を経
由する海側ルートで50分ほどかかる。
 府屋駅から歩いてすぐのところに、山北町
役場がある。その先に多目的グラウンド、総
合体育館、村上高校山北分校などがあり、野
球場はそのまた少し奥にある。


 早速だが、おまけ。

 府屋駅前のバス停に「大毎」の文字が。
大毎オリオンズというプロ野球チームもあ
ったが、それとは特に関係ないようである。
これは「おおごと」と訓読みで読む。山北
町の南隣、朝日村との境にある集落だ。
車で山側ルートを利用する際に捜してみよ
う。ただ、国道沿いなので、呆気ないほど
簡単に見つかるであろう(笑)。


<車をご利用の場合>
R7・府屋第二トンネルを抜けたら、
府屋市街地方向へ右折。山北町役場
の角を右折し、あとは直進。
 更におまけ。

 府屋駅前に、木が植えてあった。
見れば、98年春・夏連続で甲子園に出場した
新発田農高のエース・富樫和大は、ここ山北
町出身。加藤健(現巨人)とのバッテリーは
大会屈指のコンビだったが、残念ながらその
実力を出しきれぬまま終わってしまった。
植樹はこの甲子園連続出場を記念してのもの
とのこと。駅を出てすぐ左側に植えてある。
 富樫は現在、川崎製鉄千葉に在籍している
が、今後の成長次第ではチーム内でローテー
ション入り、或いはリリーフでの起用もある
はず。更には全日本入り、ひいてはプロも視
野に入ってくるだろう。ぜひ、注目してほし
い。
 さて、本題に戻る。

 球場は、土盛りのスタンドがぐるりと外周
を囲っている。すべて芝生席。
上の写真にもある通り、ウォーニングゾーン
には「SANPOKU」と記されている。
 しかしフェンスにはラバーが張ってない。

 県内の球場を見ていて思うのだが、ラバー
フェンスを施してある球場が、思いのほか
少ないのに愕然とさせられる

いかに各市町村、あるいは競技関係者が安全
対策に対する意識が低いかが露呈されてしま
っているようで、とても哀しい。
 「どうせアマチュア野球なんか、フェンス
ぎりぎりの打球なんて滅多に飛ばないから」
と甘く考えてはいけない。その“滅多に”と
いう甘い観測が、'98夏の甲子園で日大東北
の左翼手が打球を追って転倒し、フェンスに
手を挟まれる、というような深刻な事故を生
むやも知れないのだ。
 スポーツ関連施設は無論のこと、公共施設
を整えていく上では、安全対策を怠ることだ
けは絶対に許されないことである。それにつ
いて、この場を借りて私も強く訴えたい。
 バックスクリーン。余り高さがない。
中央の円形の植生は、山北町の町章を表した
もののようである。
 かつて、開場当時は外野スタンド右中間部
分にスコアボードがあった。しかし、立地的
には海風が吹き付ける高台にあるため、錆び
て使用不能となったらしく、撤去されてしま
ったとのこと。
 取り残された土台は、ちょっとしたステー
ジのように佇み、寂しそうに海風を受けてい
る。
 その"ステージ"に、はしごが残っている。
ちょっとだけ登って"舞台"を覗くと、錆び付
いた鉄筋が指先ほどにささくれて、生々しく
残っていた。

 向こう側は、左から村上高山北分校、総合
体育館、照明があるのが多目的グラウンド。
分校の体育館の左側に、うっすらと日本海が
見える。
 ここから海までは、歩いてもすぐ。塩害は
絶対に予想されていたはずなのだが…。
 右翼ポール際付近。フェンスは赤々と錆び
付いて外れ、破れていた。
 グラウンドを見ても、一塁側ブルペン付近
がいびつになっているのが解る。何故、メン
テナンスしないのか?それは後で触れる。
 この山北町営野球場、当写真館ではかれこ
れ3度目の大幅な改訂となるが、これには引
鉄があった。
 実は先頃、山北町がHPを立ち上げ、この総
合運動公園内の施設を紹介していた。その写
真を見たら、ほとんどの施設が開園当時のパ
ンフレットから起こしたもので、まるで別モ
ノであった。コンクリートは打ちたて、グラ
ウンド状態はすこぶる良好、スコアボードも
完備…。できたばっかりの球場だ。
ちょっと待て。俺はこの目で見たぞ。こんな
の全部嘘だ。ぜーんぶウソだ。
 さすがにこれには私も憤った。実際に運動
公園を見た私から言わせれば、これでは「公
文書の不実記載」と言っても過言ではない。
その旨、7/26、少々強い口調で町にメールし
たところ、3日後、町の企画観光課の方から
次のような回答を頂いた。

 上は多目的グラウンド。
 野球2面や各種球技、陸上などで使用可。

 ご指摘いただきました件ですが、まさにそのとおりだと思います。
掲載した写真と実態が異なるというのは、詐欺といわれても仕方ない
ことです。
 ホームページを作成する際、時間の制約もあったことから、野球場
の写真などをパンフレットから利用しました。そのため、建設当初の
写真と、現状が大きく異なってしまったという実状です。これについ
ては、さっそく写真を撮影し直し、入れ替えていきたい と考えていま
す。

 なお、総合運動公園の管理については正直のところ頭を痛めている
ところです。建設後、十数年が経過し、しかも海岸部という立地の中
での塩害により施設が相当老朽化していることは事実です。
町としても、年次的に改修計画を立てていますが、多額の費用がかか
るため、財政上と利用者数を考えると思うようには進まないところで
す。
 今後とも、継続的に改修を進めていく考えですので何とぞご理解く
ださるようお願いします。
 その後、HPの運動公園の写真は一部を除き
ほぼ現在のものに入れ換えられた。ご尽力頂
いたことにこの場を借りて、深く感謝申し上
げたい。
 しかし施設の現状に関しては、こっぴどく
苦言を呈したい。グラウンドは全くメンテナ
ンスされていないし、おかげで水捌けは最悪
で、15分ほどの通り雨で、すぐに水浸しにな
ってしまう。フェンスも朽ち落ち、挙げ句の
果てには近所の集落の宴会か何かと思しき集
団がこのグラウンドに向けて、白昼堂々とロ
ケット花火を打ち込んでいるような始末であ
る。これには閉口した。死にたくなるほど情
けなくなった。何を考えているのか、まるで
理解できない。
 管理の面、塩害が考えられる立地の面につ
いてもそうだし、改修費や利用者数が云々と
いうくらいなら、そもそも野球場を無理して
作る必要があったのだろうか、という施設の
存在意義そのものについても疑問が残るとこ
ろである。町の人口は9,000人弱。過疎化も
進行している。
 ある意味、施設としては死んでしまったよ
うに佇むこの球場。一体どこへ行こうとして
いるのだろうか。見守ってゆく必要がある。




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