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新潟市営鳥屋野野球場
(新潟市鳥屋野運動公園野球場)

にいがたしえい・とやのやきゅうじょう

(鳥屋野運動公園)


1998年4月25日に開催された、
イースタンリーグ公式戦・巨人−日本ハムの画像を中心に御覧下さい。

フルサイズの画像もお楽しみ下さい。画像をクリックすると表示されます。

〒950-0948 新潟市女池南3-6-4
・1963年8月完成
・両翼:90m(1989年、97mに拡張)
 中堅:120m
・14,000人収容
※2001年夏まで改修工事中

●これまでのプロ公式戦開催実績
  パ=23試合 HR71
  セ=20試合 HR27
  計=43試合 HR98

●交通
・JR新潟駅南口より新潟交通バス
 「笹出線経由女池愛宕」行
・JR新潟駅万代口より
 「西跨線橋経由女池愛宕」
 「産業センター前」行
 共に「野球場・科学館前」下車すぐ
*駐車場あり(但し収容台数少なし)

●球場の位置
 

新潟市
 1964年の新潟国体に合わせて作られた野球場
で、新潟県内の野球場としては収容人員が最も
多い球場。
但し、その数字は上の通り。この数字から見て
も、この球場が時代にそぐわなくなっているこ
とが解る。
 正式名称は上記の括弧書きの方。数年前、市
の直接管理から、下部組織の新潟市開発公社に
管理体制が移管した。しかし、銘板は上の写真
の通り、入れ替えられることがないまま、放置
されている。

 写真の通り、内野スタンドへはこのスロープ
を登って入っていく。階段を登り降りする必要
がなく、その面では便利ではある。
 尚、三塁側には車椅子用の観覧席が設けられ
ており、意外にも障害者対策が早くから施され
ていたようである。※81年8月供用開始
この辺は評価できるのだが、球場そのものは、
如何せん老朽化の度合いが余りにもひど過ぎる。

<車でお越しの場合>
・北陸・磐越道、新潟中央IC、料金所から県庁
 方面へ直進…
・新潟バイパス、女池インターを県庁方面に
 降りる…
どちらも、女池上山交差点(マクドナルド角)
を右折し紫鳥線に入り、アルペン手前を右折
後、直進すぐ。
高校野球公式戦などの際には駐車場が非常に混
み合うため、できるだけ公共交通機関を利用し
て来場されることをお勧めしたい。
 スタンドは内野9,680人、外野4,320人収容。
内野スタンドは勿論、全席座席が付いている。
 ただ写真中央の、一段下がった灰色のエリア、
ここは他の内野席が樹脂製の椅子を備えている
のとは異なり、コンクリートのベンチである。
しかも、ここはいわばエアポケットで、スタン
ドそのものも鉄筋コンクリートではなく土盛り
である。それだけにとどまらず、改修もほとん
ど行われていない。それが証拠に、一部のベン
チは、粉々に割れたり大きなひびが入ったりし
ている。

 因みにこの日の試合の内野自由席は、左寄り
の赤いベンチのブロックと、件のエアポケット
ゾーンが割り当てられた。同じ料金で居住性が
まるっきり違うというのはいかがなものか。

 もうひとつ。
せめてバックネット裏のブロックくらいは、背
もたれ付きの椅子にして欲しい。
 スコアボード。余りにも御粗末である。

 まず、時計がない。安打数・失策数も表示す
ることができない。左端の審判表示部が小さ過
ぎる。何故か回数表示は11回迄という、何とも
中途半端なスコアボードである。
 更に御解り頂けるだろうか、三塁側9番と、
一塁側5番の打順ランプが異様に出っ張ってい
る。どうも昔、ぶっ壊れて後付けしたらしいの
だが、理由は定かではない。
 記録ランプの上には「只今」の二文字が。
まあ、見た目ノスタルジックではある。

 内野スタンドには普通、補助のカウントラン
プと記録ランプが設けられているが、無論、こ
こにはそのような設備は設けられていない。

※ これは原寸大どアップ。
この画像にはリンクはありません。
余興。

この日の審判氏。

 ここの弱点はまだある。音響設備が悪い。
地方球場は、普段は内野スタンドしか使わない
ので、スピーカーを内野にしか設置していない
ケースがあるが、ここはそのスピーカーが、
バックネット裏の屋根部分4ヶ所に申し訳程度
に付いているだけで、外野席には場内アナウン
スの声がまるで届かない。
また、近くには国道8号線・新潟バイパスが通
っており、球場が静まり返るとバイパスから車
が行き交う“ゴーッ”という騒音が聞こえてく
る。これがまた音響の悪さを増長している。

 この日もそれが原因?でアクシデント発生。
試合前、両チームのスタメンが発表され、
更に続いて審判と公式記録員が発表された。
 まあ極めて普通の試合前のアナウンスである
が、その勝手の解らないスコアボード担当のお
っさん方は、両チームのスタメンを出した後、
審判のパネルをめくらないまま、三四分間ボー
ッとしていた(と思われる)。
そこで私は業を煮やして、
「おい!審判、誰だよ!」
と、スコアボードを野次った。
 私は周囲の観客の視線を浴びる羞恥を食らっ
た。そして程なくおっさんは審判パネルを半め
くりにして私にガンを飛ばし、「え?まだ言う
てねーろ?」と突っぱねようとしたので、すか
さず私は「もう言いましたよ」と跳ね返し、直
後、審判が表示された。

 確かにウグイス嬢の声があれだけ聞き取れな
かったら、スコアボードの係は右往左往してし
まうかもしれない。野次った後、ほんの少しだ
け、おっさん達に同情した。
 グラウンドは、最近芝の入れ替えをまめに行
っているだけあって綺麗である。
その昔は、春真っ盛りだというのに枯れた芝が
まだらに生えているようなありさまだったが、
Jリーグ公式戦を誘致すべく、新潟市陸上競技
場のフィールドが全面天然芝に変わった頃から、
グラウンドのメンテナンスが改善されたようだ。
しかし、そのメンテナンスも不定期なもので、
年によって芝生の状態がまるっきり違うことが
少なくない。実施スパンも2年、3年、5年とまち
まちで、それが不安定さを一層増徴している。

 外野フェンス。低すぎる。2m程度しかない。
この日もエンタイトル二塁打が出た。
左の写真、アンツーカー部にいる日本ハム・花
増トレーニングコーチと、フェンスの高さを比
べてみて欲しい。
因みに、花増さんは177cmである。

※ この画像にはリンクがありません。
 ファウルエリアは狭い。川崎球場くらいの面
積を想像してもらえばいいだろう。

 両翼は97m、中堅は120m。
開場当初は両翼90mだったが、89年に改修を行
った際に拡張された。この年はセ公式戦・巨人
−大洋戦が開催されたが、この改修はそれに合
わせたものだったらしい。
 写真手前、フェンスがポール際で急にライン
と平行になっているが、これは拡張の名残りで
ある。


 画像は省略するが、トイレもひどいものであ
る。内野スタンドのトイレは、すべて水洗式に
改修が行われているものの、外野スタンドのト
イレ(バックスクリーン下に1ヶ所)は未だに
汲取式である。年に1回か2回使うか使わない
かのトイレとはいえ、何とかならなかったもの
だろうか。
 
 では、内野スタンドの部分を見てみよう。
実はこのG-F戦の前の週に、ここでは草野球が
行われていた。スタンドが開放されていたので、
ぐるっと周って見たのだが、その惨状たるや…。

 下の写真を観てほしい。
これは内野スタンドの階段部分なのだが、ご覧
の通り、コンクリートの風化などにより、鉄筋
が剥き出しになってしまっている。


 更に、こちらは先程の内野スタンドの土盛り
部分なのだが、ベンチが割れてるだの何だのと
書いてあるのは冗談だと言う方もいるかもしれ
ない。というわけでその証拠である。

 事実、この部分はグランドの改修や芝の入れ
替えなどを行った際も、全く手が入れられてい
ない。

  

ちょっとこらむ 99.4.7

 さて、新潟市も遅れ馳せながら鳥屋野球場の改修に乗り出すことが明らかになった。
改修計画は第四次総合計画の中に組み入れられている。平成11年度の予算では実現し
ないが、改修は数年以内に行われるだろう。
 しかし、こうして鳥屋野球場の現状を見てみると、もうこの状態で改修を行っても、
たかが知れているように思う。私がそう考える理由はこうだ。

●既に築35年以上を経過し、その間に抜本的な設備更新を全く行っていない。
 また、1964年の新潟地震を経験していることも、耐久性を図る上で重要なファクタ
 ーである。
●スタンドの補強をしようにも、既にスタンド自体が脆くなっている可能性がある。
●左翼後方には住宅地が迫り、スタンドの拡張はできない。日照権が絡む恐れあり。
●このため、照明設備の設置も難しいのではないか。
●スコアボードを建て替えるには、バックスクリーン付近全体を一旦取り壊さなけれ
 ばならず、費用と期間が掛かるのではないか。
●本格的に練習場として使用できる、サブグラウンドを備えていない。
●バスは走っているものの、周辺道路が不備で、近くを走る新潟バイパス・紫鳥線は
 交通量が多く、渋滞も度々発生する。また周辺には駐車場も少なく、利用者の足が
 不安である。
●それ以前の問題として、既に設備全体の陳腐化が著しく、本格的にすべての設備を
 更新するのには莫大な費用(それこそ、野球場ひとつ出来るくらいの)が掛かるの
 ではないか。

など、以上が私の考えである。
 鳥屋野球場は既に築35年を経過している。しかし、県外にはここよりももっと古い
野球場はたくさんある。それが何故、今も綺麗に使われているのかというと、まめに
設備を更新して、大切に維持してきたからである。もし、鳥屋野もそうしていたなら
ば、ここまでの老朽化は絶対にあり得なかったはずである。
 これまでの改修や更新はというと、何年かに一度、土と芝を入れ替えれているのと、
89年に外野の拡張を行ったくらいしか、手は入れていない。老朽化が著しいスタンド
やスコアボードには、全くと言っていいほど手を付けてくれなかったのだ。これほど
までに朽ち落ちているというのに、これまで市は何をしていたのか。ボロボロのスタ
ンドは、手入れを怠ってきたこれまでのツケが回ってきた、何よりの証拠なのだ。
 更に悪いことに、2002年W杯の会場となる県総合スタジアムと同時に着工されるは
ずだった県営野球場の建設が、県の財政難を理由に先送りされた。プロの一軍公式戦
も、球場の不備を理由に96年を最後に開催されていないし、二軍の試合すら来ない年
もある。そして01年には天皇賜杯軟式野球も開催されるというのに、このままでいい
はずがない。かといって、改修をするにしても、このような状態ではすべてが修繕さ
れるには長期間を要するし、今更新しい市営の野球場を作って天皇賜杯に対応するこ
とは、事実上不可能である。

 ここで話を変える。

 因みに新潟市は、現在Jリーグ2部(J2)のアルビレックス新潟の本拠地、新潟市陸
上競技場を、95年に改修している。この競技場は昭和50年代前半まで県営だったが、
その後、市に払い下げられたものである。その頃の競技場はというと、トラックは砂、
フィールドの芝は枯れ、芝生席のバックスタンドはボコボコというひどいものだった
が、以後、トラックは全天候型に改装されていた。
 そしてJリーグ公式戦開催・2002年W杯誘致・地元Jリーグチームの結成などを視
野にして、競技場は綺麗に生まれ変わった。フィールドの芝は蒼々と鮮やかに、芝生
席だったバックスタンドもコンクリートが打たれ、ベンチが設けられた。電光掲示板
も設けられた。そして競技場の四隅には、4基の照明塔がそびえ立った。
果たして、Jリーグの公式戦が開催され、アルビレックスもJリーグに正式加盟し、
新設される県総合スタジアムでのW杯の開催も内定した。18,671人を収容できる、本
格的なスタジアムに変貌してからというもの、この競技場はまるで至福の時を謳歌し
ているようである。
 こうして、市のスポーツインフラはこれまで、サッカーを最優先に整備が進められ
てきているのが事実である。それが証拠に、球場の隣の鳥屋野球技場も、全面芝張り
に改修されている。また、新設の太夫浜サッカー場の建設も進められている。


 その反面、何故、野球場に関しては何もしてくれなかったのだろうか。
どうして、野球のためには何もしてくれなかったのだろうか。
私はサッカーも好きだ。しかし、ここまで整備の遅れの差を見せ付けられると、何か
本当に泣きたくなるくらい哀しく、恨めしくなってくるのだ。
広島カープの小林幹英投手は新潟市の出身であり、無論我が郷土の誇りである。また、
新潟市は「早起き野球」と称して、草野球大会を毎年大々的に開催している。
しかし、こうしてソフトの面では年々充実を見せていても、肝腎のハコ物がこれだ。
これで「スポーツ振興」を謳うなど、言語道断である。

 新潟市当局には、この劣悪な野球環境を、一刻も早く何とかして欲しいと望む。
野球を愛するすべての人が、快適な野球生活を送ることができるように…。





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